2017年1月9日月曜日

ピック選びに関して大切に思っているポイント3点。

Editor : Yosuke Hayashimoto

ピック選び。それはピックを使うギタリストにとってとても重要な問題だと思います。
弦に触れてそれを弾くのは自分の指ではなくピック。

時にピック選びが人生さえもかかっているかのように選び、厳選して決めたはずなのに、また迷い、とピック選びはさも終わりがないように思います。
その岐路にたつ苦心たるや、もうピックなんかやめて指で弾きたい!思わされることもあるほど。

しかしピックで己の道を邁進しようと決めたからには逸れるわけにはいきません。

まあ実際のところ臨機応変に弾くギターによって替えてもいいんですが、それにしてもこの一枚、という基準のものをビシッと選んでおけるとよいと思うのです。

ちなみに僕はIbanezのポール•ギルバートモデルの赤。
厚さ、質感、形の3点で選んだ理由を書きたいと思います。



ピック選びに関して僕が重要に思っていること。

•厚さ。
ピックは握り具合でしなりをコントロールしていくものなので、緩く握ったときとぐっと握ったときとでちゃんと弦からの反発が変わってくることが大事です。
この反発を感じながら、音質、音量、アクセントなどをコントロールして行くわけです。
この握り具合をしっかり反映してくれるくらいの厚みは欲しいところです。

薄いピックだとピックが勝手にしなって、弦を去なしてくれるので、握り具合に追従というよりはいつも均等な音となりやすいのです。
それは利点でもあるんですけれどね。

でもここぞというところでガッツのあるピッキングを音に反映してくれるのは厚いピックです。
ピックコントロールの練習という観点からも握り具合の反映が如実な厚いピックの方が効果があがるでしょう。

•質感
弦への当たり具合です。
ざらざら系と滑らか系に分かれる気がします。
ガット弦を弾く自分はもちろん滑らか系。
同じピックでも色によって微妙に質感が違います。
さらに表裏で微妙に違うのもあります。
ポール•ギルバートモデルは何色かバリエーションがありますが赤が一番滑らか。
さらにIbanezのロゴを上にするともっと滑らか。
おそらく側面の断面とかが関係してるんでしょう。

•形
僕はティアドロップ型が好きです。
ティアドロップはトライアングルと比べてピックが弦に接地している時間が短いです。
この接地時間が長いと弦を押し切るような形になってしまいます。
ピッキングにおいて弦を押し切るように弾くのは一番避けたいところですね。
もちろんトライアングルでもうまくコントロールすることはできますが、ティアドロップの方が追従性が高いということですね。

あまり尖り過ぎもよくありません。
シャープに行けそうなイメージもありますが、逆に弦に引っかかりやすくなる気がします。
そして断面もまるっこい方がいいですね。
断面が鋭い製品もありますが、やはり引っかかりやすさ、ひいてはざらざら感に繋がってしまうと思います。

以上が僕がピックについて考えていることです。
ぜひみなさんも自分のベストのピックを見つけてください!