2017年1月10日火曜日

ギターメンテナンス: 研磨剤クロスでフレットのクリーニング

Editor:Naoki Inoue
長くギターを使っていると、フレットやペグなど金属パーツの汚れが目立ってきます。
買った当時は輝いていたパーツも、汚れが少しずつ溜まりその輝きを失ってしまいます。
この様な汚れは一般的なギタークロスでは中々落ちないものです。

そこで、今回はギターパーツのクリーニング方法、使用アイテムを紹介します!
金属パーツのクリーニングで大活躍するのが”研磨剤入りクロス”
一般的なクロスとは違い、とても細かな研磨剤が含まれており、パーツの汚れやサビを落とす事ができる優れもの!
この記事ではフレットとペグのクリーニング方法を紹介します!
それでは、その効果をご覧下さい!


こちらが使用する研磨剤入りクロス。
楽器屋さんで手に入れる事が出来ます


E.W.S ポリッシングケアクロス・金属用。
クロスの大きさは125mm×195mm。
超微粒子の研磨剤により金属パーツのサビや汚れを落とします。

・フレットの磨き方
掃除は弦交換と同じタイミングで行う事をオススメします。
弦を全て外した状態で行いましょう!

この作業はマスキングテープで指板を保護しながら、一本一本フレットを磨いて行きます。
弦があると作業が大変なため、弦交換の際に行いましょう。

<準備>

まずは、指板を傷付けないように、フレットの左右をドラフティングテープで保護しましょう。

<磨く>

クロスでフレット部分をゴシゴシと磨きます。
1つ終わったら、また次へのフレットへ移動します。
1フレットから最後のフレットまで磨いていきましょう「

Before After

テープ左側のフレットが磨く前、
右側フレットが磨いた後です。

左側のフレットは白くくすんでいます。
一方、右側のフレットはくすみが消え、金属の光る様子が分かります。


クロスが黒ずんでおり、フレット上の汚れが落ちている事が確認できます。
キレイになっていく様子が確認できます。

フレット磨きのポイント
弦の張り替えと同時に行う
必ずフレットの左右をドラフティングテープで保護する


写真は上記の掃除4〜5回分の汚れです!
水色のクロスが真っ黒になっています。
いかに汚れているかが確認できます!
皆さんの愛用のギターもこの方法でクリーニングしてみてください!