2017年1月17日火曜日

伝説のギタリスト マイケル・ヘッジス Michael Hedges アコギプレイヤーに多大な影響を与えた音楽

Michael Hedges - マイケル・ヘッジス
1953年12月31日 - 1997年12月2日
アメリカ。
1981年にウィンダム・ヒルよりデビュー。
変則チューニングや左手でタッピングしながら右手でメロディを弾いたり、ボディを叩くパーカッシブな演奏など、
その独創的なプレイスタイル・楽曲はこれまで持っていたアコギのイメージを変えてしまいました。
「Aerial Boundaries」や「Layover」「Jitterboogie」など一度聴いただけでは、まるで複数人で弾いているのではないかと疑ってしまう程です。
アコギ弾きにとって、一度は憧れ、コピーしたくなるテクニックではないでしょうか?
今現在もヘッジスさんの音楽はソロギター界に多大な影響を与え続けています。

驚異の奏法と独特な響きを持つチューニング
左手によるプリング・ハンマリングと同時に右手でタッピングを行う奏法。
今では多くのギタリストがこの様な奏法を使っており、いかにヘッジスさんの影響が強いかが分かります。
30年近く前に、この奏法を編み出して音楽を作っていたのです。
また、チューニングも独特であり、多くの曲がいわゆる変則チューニングを用いて演奏されています!
代表曲でもある「Aerial Boundaries」はCCDGAD(6弦〜1弦)、ストロークやハーモニクス奏法が印象的な「Ritual Dance」はDADGCC。
これらの曲では、オクターブ違いやユニゾンによるチューニングをしていますね。
他にも、「Aerial Boundaries」や「Eleven Small Roaches」では6弦を「C」まで下げており、
ギターとは思えない重低音を聴く事が出来ます。

映像で観るMichael Hedges
公式なマイケル・ヘッジスさんのライブ映像は非常に少なく、十数年前までは、入手・間奏が困難な状況でした。
現在は、YouTube等のおかげでたくさんのライブ映像がアップされ、その奏法をじっくりと観る事ができます。
公式映像からそうでないモノまで非常に多くの映像が世に出ています。
奏法を研究したい人にとってはいい時代ですねぇ〜。

それでは、Michael Hedgesの音源・ライブ動画をいくつかご紹介!
Aerial Boundaries

マイケル・ヘッジスといえばこちらの曲。
音だけ聴くと1人で弾いているとは思えません。

Ritual Dance

僕が初めて聴いたマイケル・ヘッジスの曲がこちら。
コンピレーションアルバム「Windham Hill Records Guitar Sampler Volume II」に収録されおり、
出だしのハーモニクス音とストロークのカッコ良さに衝撃を受けました。

Rickover's Dream

とても美しいメロディ
ギターテクニックへの注目が多いけれど、ギタリスト以外の方にも聴いてほしい音楽です!

Because It's There

ハープ・ギターと呼ばれる楽器を使用したナンバー。
低音域を響かすハープとギターが1つの合体。
迫力ある楽器ですね!
映画「植村直己物語」の音楽に使用されています。

Running Blind

こちらはヴォーカル曲。
ヴォーカルナンバーによるアルバム「Watching My Life Go By」も発表しています。

MichaelHedges奏法は数多くのギタリスト・ミュージシャンに影響を与えています。
そっくりそのまま完全コピーをする人、MH奏法をヒントに新たな弾き方を生み出そうとする人など…。
ここでは紹介しきれない程、ヘッジスさんの作品は発表されています!
CDや映像など是非ご覧頂き、彼の音楽を体験してください!